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2013/12/15

a Bench



a Bench / Fig.SPACE / THE FOUNDRY MODO701 + Adobe Photoshop CS6






MODOは、リトポからUV、スカルプトまでのワークフローが秀逸。
さて、建築のCGに戻ろう。

2013/06/09

Render Boolean / レンダーブーリアン

modoでは、レンダリング時にメッシュのくり抜き表現を行うことができる「レンダーブーリアン機能」が搭載されています。




上記画像のような複数アイテムから構成されるシーンを用意します。



任意のくり抜き形状(赤いアイテム)を作成・配置します。



「アイテムリスト」の「アイテム追加」から、 「Volumes」→「Render Boolean」を追加します。
「サーフェイスを使用」にチェックを入れて、
先ほど作成したくり抜き形状である「ブーリアン形状」を、「ボリュームにするサーフェイス」に指定します。



レンダリングすると画像のような結果を得ることができます。



切断面の色は、切り取られる側(建物)のメッシュマテリアルに、
「マテリアルレイ」という項目があります。
「マットクリッピング」のチェックを入れると、切断面の色は変更できます。



但し、Render Booleanの仕様上、メッシュ形状が同一面に重複、内部に食い込んでいると、上記のようなエラーが出てしまいます。今回のエラーは、梁上端とスラブ下端が同一面にあることにより発生。



回避するには、形状が重ならないよう、少し移動すれば断面は正確に描かれます。(コンマ数ミリの移動でもOK)


建築設計などのプレゼンにおいては、Render Booleanを用いることにより、作成したモデルを大きく編集することなく、断面CGパースへ流用することが可能になりました。


2013/05/28

Spotlight



スポットライトをモデリング。
modo701 / Photoshop / Fig.SPACE

2013/05/06

Fur + Weight Map / ファー と ウェイトマップ

MODO701からFurの密度および長さの調整に、イメージマップ利用のほか頂点ウェイトマップを参照することが可能になりました。



アイテムにFur調整用のウェイトマップを追加。



ウェイトマップを編集するため3Dビューポートを「VertexMap 頂点マップ」に切り替えて、
ウェイトマップペイントもしくはウェイトマップツール(Shift + W)で、任意の頂点にウェイトを与えます。



マテリアルを設定したのち、「Fur Material」を追加。



長さ頂点マップに先ほどのアイテムのリストに作成した
ウェイトマップを選択。(同様の手順で密度頂点マップも追加可能です。)



Modoでは、ファーマテリアルを用いることにより、このようなラグマットが簡単に表現できます。

2013/04/14

環境インポータンスサンプリング / Environment Importance Sampling

Modo 701 では、環境光レイの重要度に応じてサンプリングを行う「環境インポータンスサンプリング」が追加されました。





下記はその使用例で、指向性ライトはなし。環境光にHDR画像を用いたのみ。



「環境インポータンスサンプリング: なし」
「放射照度:256」
「レンダリング時間:2.5s」
デフォルトのシーンでは輝度差が大きく、レイ数の不足とフィルタリングによる輝度ムラが大きい。




「環境インポータンスサンプリング: なし」
「放射照度:1024
「レンダリング時間:8.7s」
放射照度レイ数をあげると輝度ムラはある程度緩和されるが、格子を超えた影は描写されない。




「環境インポータンスサンプリング: 256
「放射照度:256」
「レンダリング時間:7.7s」
環境インポータンスをON、放射照度をデフォルトにすると、
格子越しの影が繊細に描写される。逆にノイズ粒状感は強くなる。




「環境インポータンスサンプリング: 1024
「放射照度:256」
「レンダリング時間:20.4s」
環境インポータンスのレイ数をあげるとノイズが緩和される。


Modoのようなイラディアンスレイを用いたGI(大域照明)の計算はフィルタリング前提となるため、ルーバー形状などを通過する繊細な環境光の描写に問題があるとされますが、この機能を用いることにより精度よくシーンを描写することが出来ます。

2013/03/31

MODO 701 新機能ムービー リンク集




MODO 701の新機能ムービー リンク集
(modo 601はこちら





▽Effects / エフェクト関連の紹介


MODO 701 リリース



MODO 701が2013年3月26日リリース・発表されました。
2012年9月25日に発表された、Foundry社が開発元であるLuxology社を合併・買収して*1以降初のメジャー・アップグレード。

modo 601の発表・発売が2012年3月3日でしたから、ほぼ1年ぶりのリリースとなります。

前回の601では、以前の傑出した高機能モデラー・レンダリングソフトから、modo独自のモダンな設計によるアニメーション・IK・デフォーマ・ダイナミクスなどを含んだ統合3DCGソフトとして猛烈な進化をしました。
701ではノードベースのパーティクル機能を目玉に、数々の改善・機能強化が図られ、ツールとしての成熟度があがり、様々な現場の使用に耐えうるバージョンアップとなったといえます。

日本語のリリースは、4月10日ダウンロード版リリース予定とされています。
プレリリース版は、日本語GUI&MODO 701日本語新機能ガイド付き。
また、日本の代理店が株式会社イーフロンティアから、株式会社ディストームの「modo」事業を専属とするチーム「MODO JAPANグループ」に移管されます。*2

601から価格が高くなっております。

▽新規
MODO 701 通常版/スタンドアローン日本語版 (ダウンロード) 168,000円(税別)
MODO 701 通常版/スタンドアローン日本語版 (パッケージ) 170,000円(税別)
MODO 701 通常版/フローティング日本語版 (ダウンロード) 198,000円(税別)
MODO 701 通常版/フローティング日本語版 (パッケージ) 200,000円(税別)
MODO 701 学生・教員版 (パッケージ) 38,000円(税別)
MODO 701 教育機関版 (パッケージ) 40,000円(税別)~


▽アップグレード
・4月10日(予定)~4月24日までの期間は発売記念キャンペーン特別価格
MODO 701 アップグレード/通常版/スタンドアローン日本語版 53,000円(税別)
MODO 701 アップグレード/通常版/フローティング日本語版 (ダウンロード) 73,000円(税別)

・2013年4月25日以降
MODO 701 アップグレード/通常版/スタンドアローン日本語版 (ダウンロード) 58,000円(税別)
MODO 701 アップグレード/通常版/スタンドアローン日本語版 (パッケージ) 60,000円(税別)
MODO 701 アップグレード/通常版/フローティング日本語版 (ダウンロード) 78,000円(税別)
MODO 701 アップグレード/通常版/フローティング日本語版 (パッケージ) 80,000円(税別)
MODO 701 アップグレード/学生・教員版 (パッケージ) 20,000円(税別)
MODO 701 アップグレード/教育機関版 (パッケージ) 22,000円(税別


以下は、modo701のリリース ウェビナーの動画。
プレゼンは、お馴染みのBradさん(Luxology代表・現The FOUNDRY アメリカン プレジデント)がされてます。

MODO 701 release Webinar+ (enhanced)




*1


Foundry社とLuxology社の合併・買収についての記事はこちら
公式リリース
http://www.luxology.jp/products/The_Foundry_announcement/press_release/index.html
裏側
http://www.zakkamekka.com/industry_news/2012/10/121005_a.html


*2

日本のe-frontier社からD-storm社へ移管。MODO JAPAN GRUOPの設立
http://www.luxology.jp/info/greetings.html