Modo 701 では、環境光レイの重要度に応じてサンプリングを行う「環境インポータンスサンプリング」が追加されました。
下記はその使用例で、指向性ライトはなし。環境光にHDR画像を用いたのみ。
「環境インポータンスサンプリング: なし」
「放射照度:256」
「レンダリング時間:2.5s」
デフォルトのシーンでは輝度差が大きく、レイ数の不足とフィルタリングによる輝度ムラが大きい。
「環境インポータンスサンプリング: なし」
「放射照度:1024」
「レンダリング時間:8.7s」
放射照度レイ数をあげると輝度ムラはある程度緩和されるが、格子を超えた影は描写されない。
「環境インポータンスサンプリング: 256」
「放射照度:256」
「レンダリング時間:7.7s」
環境インポータンスをON、放射照度をデフォルトにすると、
格子越しの影が繊細に描写される。逆にノイズ粒状感は強くなる。
「環境インポータンスサンプリング: 1024」
「放射照度:256」
「レンダリング時間:20.4s」
環境インポータンスのレイ数をあげるとノイズが緩和される。
Modoのようなイラディアンスレイを用いたGI(大域照明)の計算はフィルタリング前提となるため、ルーバー形状などを通過する繊細な環境光の描写に問題があるとされますが、この機能を用いることにより精度よくシーンを描写することが出来ます。
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